2013年2月21日木曜日

読書レビュー「前へ!前へ!前へ!」

「前へ!前へ!前へ!」 税所篤快 著 

 とにかくソーシャルビジネスに興味がある人に読んで欲しいと思います
いつか俺もソーシャルビジネスで世界を変える!そんな意気込みがある人にはもっと読んで欲しいです。

読むと気付きます。
ソーシャルビジネスの綺麗な部分しか見ていないって事に。
大きな渦を起こす難しさ、苦労、限界。
メディアで取り上げられているソーシャルビジネスの綺麗な部分の裏側が沢山詰まっている本だと感じました。

簡単にあらすじを。ソーシャルビジネスの火付け役となっているグラミン銀行(低所得者層向けのマイクロファイナンス)の創設者であるムハマドユヌス 博士に強く影響を受けた著者である税所さんがグラミン銀行での修行を積みながら、バングラディッシュでの最貧困層に対する教育革命を起こして子供達の未来 をつくっていくという話です。(詳しくは読んでみてください)

読みながら、彼の行動力、信念にただただ感服するばかりで、自分の行動力や信念なんて彼の50分の1にも満ちてないと卑下するばかりでした。
その一方で、私へ勇気や情熱を呼び起こさせてくれた気がします。
”喝”と”活”を私へ与えてくれました。

その中でも自分に響いたフレーズを私の感じたことと併せて数点紹介させていただきます。(斜字が引用部分)

1.貧しいものにはチャリティではなく、ソーシャルビジネスを。施しではなく尊厳を。
 人間というのは非常に弱い生き物だと思います。施しに対してはめっぽう弱く、誰かがなんとかしてくれるという甘えが生じやすい。東北のある人が言ってい ました。「もう寄付なんていらないです。ダメ人間を増やすだけです。」一義的に支援とは自立出来る環境を構築してあげることだと思いました。一時の施しで なく、世代を超えて持続可能な循環を作り出す事が我々 の使命なんだと。

2.クレイジーな人間が世界を変えるんだ
 著者の税所さんは相当クレイジーに私には映りました。私が決して真似出来ない事も沢山経験しています。恐れ多くて出来ない事だって、やってのけている。 それは信念や情熱に太い芯が通っているからなのだと思います。じゃあ、税所さんの真似が出来ないから大きな渦を起こせないのか?そんなことは決してないと 思っています。それぞれ自分に合った方法で渦を起こしていけばいいのではないかと感じました。ただ一点、 太い芯を通す事は欠かせない要素だとは思いますが。

⒊.最貧と呼ばれる人々と出会ったが、そこには「救いを求める人」がいなければ、「助けなければ行けない人」もいなかった。たくましい人の「営み」があるだけだ。
 私がカンボジアに行ったときにも強く感じた事の一つです。日本のメディアが伝える事はどこか偏っています。彼らにとっては、その環境が日常なのであり、 その中で 強く生きて行くしかない。ただそれだけのことなのです。無理に現地の日常を日本の日常と比較するから、偏った報道がなされてしまうのではないでしょうか。 現地に出向いて違う角度から見て、それを肌で感じる事が重要だと思います。

4.村を一歩も出たことない生徒達に「一流大学ダッカ大学合格は実現出来るんだ!」とどうやったら感じさせられるだろうか。「ダッカ大学へ連れて行こう」自分の目で見て、空気を感じ、この大学で学びたいと心の底から思わせる事。これしかない
 人間は想像していること以上のことは実現が難しいと言われています。自分が夢を実現した姿を想像出来るからこそ、その夢の実現に近づくんだと思います。まずは、知るという事が重要。積極的にアンテナを伸ばして、まずは知ってみる。これが重要。

ブックオフでなんとなく手にした本であったが、満足度は高かったです。
ソーシャルビジネスという言葉に酔っているのであれば、酔い覚ましに読んでみる事をオススメします!


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